クサカナヘビ

海外のスター性のある爬虫・両生類の陰に隠れてしまいがちですが、
日本にも魅力的な連中が結構いるものです。
…なんてことは各所で飽きるほど書かれていますし、今更説明するまでもありませんね。

渋さが魅力のジャパニーズハープの中でも、
ビビッドな色彩で欧州あたりのファンも多いのが南西諸島のカナヘビ達。
この仲間の属名をクサカナヘビ属と言いますが、今回紹介する2種は
まさにその形容がピッタリのグリーンカラー。

アオカナヘビ
Takydoromus smaragdinus
クサカナヘビ_d0132063_18204118.jpg

沖縄本島と久米島、奄美などに分布する草原性のカナヘビ。
雌雄で色彩が異なり、オスは褐色のラインがサイドに走り、メスはグリーン単色にサイドに白いライン。
今回はメスが入荷です。


時折流通のあるアオカナヘビに比べ、見かける機会がかなり少ないのが
より大型になる
サキシマカナヘビ
Takydoromus dorsalis
クサカナヘビ_d0132063_18211776.jpg

一時は別属Apeltonotusとされていたこともある種で、背の鱗がアオカナヘビのように大型ではなく滑らか。
結構大きくなる種ですが、大型個体は樹の上の方にいることが多く、見かけることはまれ。
アンセクシュアルのヤングサイズが数匹入荷です。

好みの草木を植えたレイアウトに、これらクサカナヘビ属をチョロチョロさせるのは
なかなかオツなものです。
昼行性でよく動いて表にも出てくるので、飼育していて面白いですよ。

飼い込んだ個体の意外なほどの存在感は、育てた人にしか分からない楽しみですね。


今回の生体についてのお問い合せは
090-2918-4204(店主ケイタイ)か03-3312-6220(店舗)までどうぞ。

  by trachemys | 2007-10-22 18:22 | 新着

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