魅惑のマラガシーハープ~ヤモトカ編~

寒さが近づくと同時に面白くなってくるのが南半球の生物達。
独特な容姿や色彩で人気が高いマダガスカルの爬虫両生類も
いよいよ本格的にシーズンインです。

前回の便は陸棲トカゲがメインでしたが、今回はヤモリやカエルがメイン。
カエル類は、マダガスカルに最も太いパイプを持つと思われる国内大手輸入商が
事情により両生類全般を取り扱わなくなってしまったため
今期の入荷が危惧されていましたが、
今回は別方面からのアプローチで何とか輸入が叶いました。
さっそく紹介したいところですが、今日はまずヤモリとトカゲから。
カエルファンは明日の更新にご期待下さい。

冒頭にも書いたとおりマダガスカルは特有な容姿を持つ珍種の宝庫。
ヤモリ類にもそれは顕著です。

センザンコウバクチヤモリ
Geckolepis maculata

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大型の鱗がびっしりと体表を覆うこの仲間。
危機に侵されるとこの鱗を丸ごと脱ぎ捨て、素っ裸になって逃げるため
スッテンテンになる=バクチの名を冠せられています。
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小型種が多いこの仲間の中で、本種はずば抜けて大型。
全長15cm以上にも達するそのボリュームは圧巻です。
大型鱗も一際目立ち、まるで鱗を持つ哺乳類センザンコウのよう。


別な生き物の名を冠せられた珍ヤモリがもう一種。

サラマンダーヤモリ
Matoatoa brevipes

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こちらは逆に鱗がメチャクチャ細かく、一見するとしっとりとしたきめ細かい皮膚。
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その様と、目が上に飛び出たハゼのような顔つきから
有尾類を連想され、付いた名がサラマンダーヤモリ。
林床に棲む小型種で、採集というか見つけるのが難しいようで入荷は希。
今回はペア取りも出来ますので、探していた方は機会をお見逃し無く。
こういうのは定期的にはやってきません。


さて、前回のマダガスカル便で意外な好評を得た
ゾノサウルスことオビトカゲの仲間も久々に見る顔が。

カザリオビトカゲ
Zonosaurus ornatus

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オルナータゾノサウルスとも呼ばれ、この仲間の中で(幾つかの幻の種を除き)
最も鮮やかで美しい種類です。
サイズもお手頃。
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赤地にスポット模様の脇腹と、鮮やかなレモン色の細いラインが非常に綺麗です。
尖り顔が多いこの手の中では珍しく丸顔。


前回も入荷した種も再入荷。
カムロオビトカゲ
Zonosaurus madagascariensis

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今回のは婚姻期なのか喉から腹が一様にオレンジ。
珍しくチビも来てます。
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今回の生体についてのお問い合せは
090-2918-4204(店主ケイタイ)か03-3312-6220(店舗)までどうぞ。


明日はカエルの紹介予定です。
美種・人気種に久々に会えます。

  by trachemys | 2007-11-01 19:02 | 新着

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